バラバラにされた弟、姉との3つの約束を破っていた
県酒々井町の住宅で切断された遺体が見つかった事件で、
死体損壊容疑などで逮捕された竹内愛美容疑者(25)が弟の諒さん(21)
殺害に関する供述を続けている。
かつては近所でも仲良し姉弟として知られていたのに、どうしてバラバラ殺人事件が起きたのか。
竹内容疑者は県警の調べに
「遺体は弟。小さなことで弟ともめ、殺害してしまった。処理に困り解体して捨てようと思った」
と話している。
約5年前に父親が孤独死し、姉弟でこの家に移り住んだ後は、バイクに2人乗りしている姿が
目撃されるなど仲が良かった。しかし今年になって2人で出掛ける姿は見られなくなったようで、
険悪になったのは今年になってからという話が聞かれる。
それにしても「小さなこと」で殺害にまで及ぶとは、一般的には考えにくい。
「姉弟の2人暮らしをするにあたって、大まかにはルールが3つあったようです。
そのすべてを弟が破っていた」と地元関係者。
1つは「生活費の折半」。食材などの買い物は領収書を取っておいて、
月末に折半して払っていたという。しかし諒さんが竹内容疑者の領収書を捨ててもめるなど、
トラブルがあったという。
3階建ての家で、2、3階の住居スペースで住み分けしていた。そこで「勝手に部屋に入らない」
とのルールもあった。しかし、
諒さんは竹内容疑者が留守にした部屋の写真を撮ってSNSにアップするなどしていた。
さらに「友達を家に入れる時は事前許可が必要」というルールがあったという。
地元関係者は「弟が姉の部屋の隣にある妹の部屋をまるでゲームセンターみたいな
“音ゲー部屋”に改造。音ゲー部屋にひっきりなしに音ゲー仲間を連れ込んで、
たまり場になっていた」と指摘する。
諒さんはツイッターで「音ゲー屋敷ならぬ音ゲー部屋へようこそ。スタッフ一同皆様の
御来園お待ちしております」と“宣伝”までしていた。
この3つのルール破りという「小さなこと」で、竹内容疑者はストレスがたまりにたまって
爆発したのだろうか。